守谷英語教室 Uni 松ヶ丘 の日記
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日本語としてきれいな訳
2014.12.20
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「遊びたい」を英語にすると 「 I want to play. 」になります。これをこのまま理解して使えるようにする、という指導を受けてきた生徒がいます。
日本語として自然な訳を目指すのはとても大切なことです。
が、まだ英語を学び始めた中学生に、文法も語彙力も身につけた通訳が使うような「日本語として自然な訳」を要求することは、私はお勧めしません。
「 I want to play. 」の「 to 」は「~すること」と訳す不定詞の名詞的用法です。
これをしっかり学べば、「play 」に「 eat 」「sleep 」「 go 」「 study 」を入れるだけで、「食べたい」「眠りたい」「行きたい」「勉強したい」と様々な表現を使うことができるようになります。
また 「 want 」は「欲する」「望む」という意味なので、歌詞に出てくる「 I want you 」は「あなたが欲しい」という意味になる、と理解することもできます。
なので、あえて「私は遊ぶすることを欲する」と「日本語として不自然な訳」をまずは学んでほしいと思います。
この不自然さが日本語と英語の違いをくっきりと浮き彫りにできると思うからです。
そして丸暗記ではない英語を使いこなすことにつながるからです。
日本語として自然な英語を理解して使いこなすのは、文法も単語も十分身につけてからで十分だと思うのです。
ということで、うっかりきれいな日本語で訳してしまった生徒は、いろいろと質問攻めにされて、文法理解を確認されてしまっています。