守谷英語教室 Uni 松ヶ丘 | 日記 | 高校と中学の違い

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守谷英語教室 Uni 松ヶ丘 の日記

高校と中学の違い

2017.07.08

高校生でも中学生でも、
英語の力をつけるのが目標なので、
英語を読み、聞き、理解し、口に出すという
トレーニングを繰り返すことには変わりはありません。

大きく違ってくるのは、受験対策です。

基本的に、教科書の範囲からしか出さない高校受験では、
教科書を丁寧に理解し、身につけることが
志望校合格につながります。

そのため、教室でも教科書対策をしっかりやります。

ですが、大学受験では教科書を隅々まで学習したとしても
合格にはつながりません。

それは各高校が採用する教科書の多様性を見てもわかりますし、
入試問題を見れば実感します。

通常の高校の授業も、決して簡単ではないのに
合格につながらない、というのは生徒からも保護者からも
納得がいかないので、私は二つの例を挙げて説明します。

その例とは資格試験と情報バラエティ番組です。

通常の授業と大学受験は、大人に例えると
日常業務と資格試験や昇級試験に似ています。

日常業務をこなすことは大変ですし、
残業もあり、楽ではありません。

ですが、
「私は日常業務をきちんとこなしていますから、
点数は足りていませんが、資格試験に合格させてください」
とか、
「毎日きちんと仕事をしていますから、TOEICは800点ください」
といっても、通用しないのと一緒です。

さらに上を目指すためには、
日常業務(日々の授業)をこなしたうえで、
資格・昇級試験のための勉強(受験勉強)が必要です。

また、情報バラエティ番組は私も好きでよく見ます。
見ているときは画像や構成もわかりやすく、
楽しく納得、理解できます。

じゃあ、3週間前の内容を思い出せますか?
3カ月前は?1年前は何を私たちは理解したでしょう?
そして3年前の内容を数十秒で思い出せますか?

理解して納得した中で身についているのは、
実際に生活に取り入れて
繰り返しているものだけではないですか?

学校の授業も同じです。

高校1年の5月に授業で理解して、定期テストでも点が取れた内容ですが、
高校3年の1月での90分の試験時間内に、数十秒以内で思い出して、
正確な解答ができますか?

私は高校の授業が悪いとは考えません。

高校の授業は、所定の講義を受けて、
試験を受け、一定の点数を取れていれば
高等教育課程の内容を履修したと認められます。

高校の目的は大学に受からせることではなくて、
高等教育の所定の内容を履修させ、認定することです。

大学受験では、3年間学んだ内容を、
瞬時に思い出し、思考し、正答を導き出して、
60~90分の短い時間内に記入しなくてはなりません。

定期テストと入試問題の差は、
多くの卒業生が実感しています。

偏差値65レベルの高校で
日本史の定期テストで90~95点を取っていた生徒が、
入試では全く歯が立たなかったことや
第一志望合格で受験を終えて、
学校の授業は受験に関しては全く役に立たなかった、
という生徒たちがいます。

定期テストはしっかりとれたけど、
大学受験は失敗した、とならないために、
校内でしか通用しない力ではなく、
どの大学を受けても通用する力を
身につけさせるのが私たちの仕事です。

それには、各校のカリキュラムに振り回されることなく、
入試に通用する高いレベルの学習内容を
自由に活用できるレベルまで繰り返していくことです。

それを目指して作っているカリキュラムを実施しているので、
教室で学ぶ生徒たちは、通っている学校のレベルに関係なく、
自分の志望校を目指すことができます。


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